ガラス

ガラス製造の工程は厳しく、著しい高温と最高の品質が同時に要求されます。トタル・ルブリカンツは、さまざまなガラス産業(コンディショニングからファイバーグラスまで)に共通する工程の要件を深く理解しており、潤滑のベストパートナーであると申し上げることができます。当社は、装置の保全とガラス加工(ホットエンド潤滑油とコーティング)の総合的な潤滑ソリューションを世界中のお客様に提供しています。
製品レンジ
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装置保全用オイル
トタルのサービス
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TIG XP 5 - ユーザーの保全と潤滑作業に対する効率的管理のためのソフトウェア

TIG XP 5の機能
- 予防保全と改良保全の体系化
- 条件に応じた保全方法の取り入れ
- ANAC解析のコメントおよび結果の直接インポート
- 潤滑油のストックと予備品の管理
- 全保全コストの分析
- 統合文書管理
- 複数サイトの保全管理が可能
- ANAC INDUS - 生産チェーンにおける異常の予測と診断を行うためのオイル分析

オイルは機械の健康状態を表します。高い品質と精度を有するANAC INDUS解析は、生産性の向上、保全と潤滑コストの削減において実質的な効果をもたらします。
ANACのwebサイトでは、オイル分析の結果について、表示をカスタマイズして安全に調べることができます。
サクセスストーリー:サンゴバン社のケーススタディ
サンゴバン社について
1655年創立のサンゴバン社は、現在は板ガラス、絶縁物、強化ガラス、そしてパッケージ製品などの業域をリードしています。特に、サンゴバン社のパッケージ製品は欧州でトップ、中空ガラス事業(ボトル、食品容器、香水ボトル、医薬品容器)で世界第2位を占めています。
「サンゴバン社は、食品、香水、および医薬品の産業向けに、年間300億個を超える普通瓶や香水ボトル、食品容器を製造しています。」
明確に定義されたニーズ
中空ガラスの需要は増え続けており、生産速度の向上が求められます。この種の産業では低速燃焼を基本とするため、自動化に伴い高価な製造機器を保護し、計画外の生産停止をなくす必要があります。
工場における(炉とエアコンプレッサーの後の)中心部は、I.S.(個別セクション)機械です。これらの機械は炉の周辺に集められ、溶融ガラスの供給を受けます。その役割は、部品を2回のパスで成形することです。1999年に、サンゴバン社の機械作業員がフィーダー(供給装置)とI.S.機械のプランジャージャッキに残留物の存在および固着の始まりを検出しました。
要求に耳を傾けて分析し、有効な回答を提案
トタルはこれらのデポジットの原因を探り、CORTIS SHT 200を使用する試験を提案しました。サンゴバン社と協力して、これらの用途で高温に耐えるエステルベースの潤滑油であるTOTAL CORTIS SHT 200の有効性を技術的に実証しました。
ラニウー工場(フランス)は、1999年7月にCORTIS SHT 200の試験を開始しました。試験はエムハート・グラス社(EMHART GLASS)プレス・ブロー生産装置で実施し、1年間継続されました。
サンゴバン社に確かな収穫
効果はすぐに現れました。消費量が減少し、デポジットが除去されたのです。2000年7月に機械を分解してシリンダーを検査したところ、装置全体に汚れがなく、清浄な状態であることに気付きました。これは、CORTIS SHT 200の洗浄性を明確に示すものです。このような特性が、サンゴバン社の保全スタッフから高く評価されています。
潤滑の改善
- デポジットの除去
- 装置全体の清浄性
経済的メリット
- 生産停止の排除
- 潤滑油消費量の減少
- 保全の期間と費用の削減
トタル社のプラス点
この試験の成功により、CORTIS SHT 200はサンゴバン・アンバラージュ(SGE)技術センターから承認を得ました。操業中は、主に以下のメリットがあります。
- オイル消費量の減少
- 機械の隣接区域のオイル漏れによる汚染減少
- 機械の運転安定性
このタイプの合成潤滑油は、前記の用途にSGEが承認した製品に含まれています