風力タービン
トタル製潤滑油で生産性を向上

風力エネルギーは、風を帆にとらえています。専門家の予測では、2020年までに世界の電力の10%超が風力などの再生可能エネルギー源を使用したものになるとみられています。
貴社の設備を最大限活用するために、トタルの潤滑油をご利用いただくと、以下のことが期待できます。
- 計画外の停止を予防
- 風力タービンのエネルギー効率を最大化
- 保全コストを最小限に抑制
- 仕入先を信頼できるパートナー1社に絞って合理化
優れた性能を発揮する潤滑油
- 低温始動が容易
- 風力発電設備の機械効率が向上
- あらゆる天候条件で潤滑にされる部品を良好に保護
- オイル交換間隔の延長
- 保全のための停止時間の短縮
- 環境に配慮した製品
メーカーの仕様に適合
トタル製品は、使用場所や地域の天候条件に関わらず、設備の効率および保護に関する最適要件を満たしています。
すぐに、世界中どこでも入手可能
トタルの国際的な物流体制と160を超える国々での販売網により、風力タービンに必要な潤滑油を必要なときに確実に入手することができます。
製品レンジ
製品のデータシートは、ここをクリックしてください。
トタルのサービス
- TIG XP 5 - ユーザーの保全と潤滑作業に対する効率的管理のためのソフトウェア
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TIG XP 5の機能
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- ANAC INDUS - 生産チェーンにおける異常の予測と診断を行うためのオイル分析
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オイルは機械の健康状態を表します。高い品質と精度を有するANAC INDUS解析は、生産性の向上、保全と潤滑コストの削減において実質的な効果をもたらします。 ANACのwebサイトでは、オイル分析の結果について、表示をカスタマイズして安全に調べることができます。 |
風力発電所におけるトタルのイニシアチブ
トタルは2003年、風力発電所の建設地に北フランスの平原の風が吹き抜ける場所、ダンケルク近郊のマルディックを選びました。この発電所は、2メガワットのヴェスタス社製タービン2基、2.5メガワットのノルデックス社製タービン2基、そして3.2メガワット、高さ100メートルの巨大なジェネラル・エレクトリック社製タービン1基を擁します。空気を動力とする風力タービンは、複雑な機械設備です。以下3種類の特別な潤滑油を必要とします。
- 油圧回路と制動装置用のオイル
- 旋回リングおよび旋回軸受のグリース
- 増速装置の潤滑油
風力エネルギー:潤滑油に高い信頼性と高性能を求める、要求水準が厳しい産業
特に、増速装置は350~700リットルもの大量の潤滑油を使用します。風によって風力タービンが自然に動いているとき、その羽根は(毎分)約30rpmで回転します。増速装置を使用すると、発電機は1,500rpmの回転速度に達することが可能です。トタルは、この分野の研究開発に相当の投資を行い、次の2つの合成油を開発しました。
- Carter SH 320, PAO(ポリアルファオレフィン)系化学合成油
- Carter SY WM 320, PAG(ポリアルキレングリコール)と呼ばれる化合物を基剤とするオイル
これらの潤滑油は、ギヤーの疲労による摩耗やギヤーの腐食を防止すると同時に、整備担当者が使いやすく、非発泡性で耐水性があり、作業者に無害な状態を保ちます。オイル交換間隔が長く、Carter SH 320は最長5年間持ちます。