潤滑性向上剤
汚染物質の排出を削減するため、当局は世界規模でディーゼル油に含まれる硫黄の削減を徐々に進めています。
脱硫は水素化処理と水素化分解によって実現しますが、ディーゼル燃料の本来の潤滑性能が低下してしまいます。
当社の潤滑性向上剤は、原油の原産地や精製工程に関係なく、ディーゼル燃料に含まれる様々な少量、あるいはごく少量の硫黄を処理するできるよう設計されています。
当社の潤滑性向上剤は、公式の燃料要件(HFRR試験による摩耗痕径が通常460µm以下であること)を遵守すると同時に、実験室で試験を行い、長期に亘る現場経験を基に確認を行うことができるという利点があります。とりわけ、ディーゼル燃料噴射装置を摩耗と腐食から守ります。
当社の潤滑性向上剤PC 3Xシリーズは、他のディーゼル燃料特性(低温流動性、セタン価、貯蔵暗転性等)や、ディーゼル燃料処理に使用される他の添加剤や染料に干渉しないことを評価する正確な無害試験手順において提出されています。当社の潤滑性向上剤シリーズは、ドイツの石油・石炭科学技術協会(DGMK)により承認され、主要な既存物質リストに登録されています。
PC32製品の詳細については、以下よりPC 32白書をダウンロードしてください。
マルチプロダクトパイプライン認証
当社のPC 3X潤滑性向上剤シリーズは、NATO及びCEPMA(中欧パイプライン管理局)より、多製品のパイプラインに使用することについて承認を得ました。PC 32シリーズは、A-1ジェット燃料において処理されたディーゼル燃料が無害であることを証明するために行われた多製品のパイプラインにおける実物大実験と共に、実験室において複数の試験も実施しています。これらの認証を受けた添加剤はほとんどありません。
潤滑性向上剤製品
- マルチプロダクトパイプライン認証を取得したPC 3Xシリーズ(PC30、PC31及びPC32)は、低温下でも最高の操作性をご提供します。
- PC 32-XXXシリーズは、潤滑性向上剤と伝導率向上剤を合わせたもので、オールインワン製品として、いずれのディーゼル油仕様にも準拠しています。
- PC 20は、無害特性を保証する価値の高い潤滑性向上剤です。