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当社のコミットメントは、お客様へ製品を提供するだけで終わりではなく、お客様に十分にご満足頂けることを目指しています。そのため、お客様のオペレーションの最適化を目指し、製品のご提供と併せて直接技術指導を行う場合がございます。技術指導は、特に以下の石油精製用添加剤について行うことが適切と考えております。

  • 低温流動性添加剤について、処理する蒸留物が変わった場合に、その性能を検証するにあたり、噴射率の変更や添加剤の調整のご提案と併せ、定期的な分析を行います。
  • 潤滑油添加剤について、定期的な性能チェックにおいて処理レートを最適化します。

TotalEnergies Additives and Fuels Solutionsは、F1世界選手権の都度、専門家による技術支援を行っており、この高品質なサービスがパートナーチームの成功に貢献しています。当社の技術者とモバイルラボラトリーが、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、エンジンの信頼性を高めます。


オイル分析

当社の技術者が、パートナーのF1チームが使用するエンジンの健康診断を行います。この専門技術は、エンジンオイルサンプルの中に含まれる金属摩耗粉の量を探知する発光分光計により、潤滑剤分析を通じて発揮されます。結果として、重度の故障が起こる前にエンジンを守り、信頼性を高めることができるのです。

燃料分析

国際自動車連盟(FIA)の技術規則では、使用する燃料の成分も厳しく制限されています。レースコースで使用される燃料は、事前にバッチ毎に承認を得なければなりません。世界選手権が開催される週の間、TotalEnergies AFSの技術者達は、常時燃料規定を遵守しているかを確認します。燃料サンプルは、ドラム缶、給油タンク、給油機、燃料冷却装置、及び燃料タンクから採取され、すぐにガスクロマトフィー装置により分析が行われます。そこで承認済み燃料から採取された成分とガスクロマトフィー装置による分析結果が合致するかを審査されます。

エンジンへの燃料噴射率は100 kg/時までに制限されているため、FIAは燃料密度の変動を最大0.25%までと定めています。TotalEnergies AFSの技術者達は、選手権の開催期間中を通じて、密度計によりこの規定を遵守するよう努めており、変動した場合にはすぐに是正処置を取ります。

流体識別

TotalEnergies AFSの技術者達は、赤外分光計(フーリエ変換赤外線分光光度計、FTIR)により、未知の流体や混合流体を識別することができます。例えば、流体が車から漏れ出た場合、その流体が何であるかを特定し、修復することができるのです。この技術は、パワーユニットの信頼性を高めるための技術変更の基準となっています。

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